
子どもを将来プロ野球選手にするには?のシリーズ第三回目です。
- 第一回目は「デュアルタスク」について
- 第二回目は「運動能力の高め方」について
でした。前回の記事は記事下よりご紹介しています。
今回は「野球のセンスの磨き方」という内容になります。
今回の野球センスに関してのキーワードになる言葉が「ゴールデンエイジ」になります。
目次
ゴールデンエイジって何!?
ゴールデンエイジについては、別の記事でも紹介しています。
その際に「ゴールデンエイジ」の年齢は下記の様に説明しました。
- プレゴールデンエイジ(3~8才)
- ゴールデンエイジ(9~11才)
- ポストゴールデンエイジ(12~14才)
しかし今回ご紹介する「ゴールデンエイジの年齢幅」は、メジャーなどでコンディショニングを学び、ロッテでコンディショニングコーディネーターの経験がある「弘田雄士」氏の説明する「ゴールデンエイジ」年齢になります。
上記の「ゴールデンエイジ枠」は、人間の運動能力の形成から発達で、弘田氏が説明する「ゴールデンエイジ枠」は実競技での年齢だと思って頂ければ良いでしょう。
● 弘田氏が提唱する実競技でのゴールデンエイジの年齢
- プレゴールデンエイジ(6~8才)何をしても上達する時期
- ゴールデンエイジ(9~12才)物事を吸収するスピードが人生で最も早い時期
- ポストゴールデンエイジ(13~15才)骨格や筋肉が成長してパワーやスピードが備わる時期
☑ プレゴールデンエイジは、体の使い方を覚える時期で基礎運動能力が備わります。
☑ ゴールデンエイジは、神経系が最も発達著しい時期です。
☑ ポストゴールデンエイジは、著しい発達時期が終わって骨格や筋肉が形成される時期です。
特に「ゴールデンエイジ」では、プロの高等技術でも身に付く期間と言われ、その技術は大人になっても忘れません。
プレからのゴールデンエイジについて
簡単にゴールデンエイジの特徴を言えば「何も教わらなくても、見ただけで出来る様になる時期」です。
- 補助輪なしでもすぐに自転車に乗れるようになる
- アイススケートで何度か転んだ後に滑れるようになる
などで、他にも一輪車・逆上がりなど色々なことがすぐに身に付く期間になります。
あなた自身の子どもの頃の成長経験や、子どもの成長を見ると上記の成長過程が理解できるのではないでしょうか?
野球のセンスを磨くには!?
野球であの子(選手)はセンスがあるなぁ。という言葉を聞いたことがあると思います。
野球センスが高い選手は、送球や投球・捕球・バッティングなど一つ一つに無駄がない動きでフォームが綺麗です。
同じ動作でも他の選手よりも秀でている動きをしているのが分かります。
ですが一体「センス」とはいつ磨かれていくのでしょうか?
その答えが上記で説明した「ゴールデンエイジ」の期間なんですね。
野球だけではありませんが「6才~12才」の小学校の期間なんですね。まさに少年野球の期間と言えますよ。
子どもの野球センスを磨くには?
幼稚園~子どもの頃に野球センスを磨くにはどうすれば良いのでしょうか?
この時期は野球に特定せずに、基本になる運動能力の発達を促していく事が大切です。
身体感覚を刺激する事が大切な時期になります。
幼少期の簡単な方法ならば、手の指や足の指を開いたり閉じたりする運動などです。
この時期に、より運動センスを磨いていくには、色々な動作の要素が大切になってくるんですね。
そんな身体感覚を刺激するには、やっぱり何かしらのスポーツをする事で自然と運動センスが磨かれていくんですね。
特に「ゴールデンエイジ」で磨かれた運動能力は、将来的に高校生や大人になった以降の伸びにも関係していく重要な時期なんですね。
野球一色にならない方が良い?
小・中・高と体育の授業がありますので、色々なスポーツと接していくでしょう。
しかし実際には、週に3時間ほどの体育では運動機会として少ないです。
何か本格的なスポーツに取り組む場合には、野球一色にせずに色々なスポーツを通じて色々な動作を身に付けた方が良いんですね。
運動能力が片寄らない方が良いという訳です。
例えば思い出してみて下さい・・・
中学・高校で部活でのそのスポーツは上手だけど、体育で他のスポーツはあまりうまくない同級生はいませんでしたか?
☑ サッカー部でサッカーがうまく持久走は速いけど、投げる系のスポーツは苦手
☑ 陸上部で走るのは得意だけど、球技全般が下手
などの同級生は必ずいたかと思います。
逆に何でもそつなくこなす子は、運動神経が発達しているという訳です。
子どもの頃にやっておきたいスポーツ
もちろん、特定のスポーツにこだわらずに「色々なスポーツや身体を動かす遊び」の中でも運動神経は形成されていきます。
ですが具体的には、プレゴールデンエイジから子どもに学ばせたいスポーツには何があるのでしょうか?
将来子どもをプロ野球選手にしたいという明確な目標がある場合には、下記のスポーツなどが良いでしょう。
水泳・体操・サッカー・バスケ・ダンス・スケート系・ラグビー系・ダンスなどです。
- ダンスは「ミラードリル」やリズム感も養えます(ミラードリルとは、前に立つ人の動作をまねるトレーニングや練習のこと)
- スケート系では「慣性の動きからのボディコントロール」が身に付きます
- 水泳は全身を使い、体の使い方やバランス能力や脱力のコツなどが磨かれます
土日に少年野球をしていれば、平日1~3回スイミングスクールなどでも良いですよね。
あくまでも上記のスポーツは一例ですので、やってマイナスになるスポーツはありませんよ。
野球は「動きや回転方向が一方向に片寄る」傾向にありますので、プレゴールデンエイジからは色々なスポーツも行うことが良いんですね。
水泳を習っていたプロ野球選手たち
特にスイミングスクールは、幼少期から受け入れてくれるので、経験者も多いのではないでしょうか?
プロ野球選手でも幼少期~小学生まで水泳をしていた選手は少なくはありません。
大谷翔平・前田健太・則本昴大・藤浪晋太郎・小林誠司など挙げればキリがありません。
強い身体作り・心肺機能の向上などにもなり、藤浪晋太郎がスイミングスクールで教わっていたインストラクターは「小林誠司」の母親です。
スイミングスクールの回し者ではないんですが(笑)水泳は手軽に始められるスポーツでもあります。
- 幼少期から受け入れてくれる
- 小学生の場合にはスクールバスが出るスクールがある
- 道具代(水着一着・キャップ・ゴーグル)が安い
などの理由があり、その他に入会キャンペーンで「スイミングスクールのスクールリュック」が特典としてもらえる所もあります。
将来スポーツ選手にならなくても、運動神経が良くてマイナスになる事はありません。
自動車の運転も運動神経が良い方が上手な傾向にあると言われます。
何にせよ「プレゴールデンエイジ」からは積極的に運動機会を与えてあげたいですね。
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