
バッティング基本講座の第5回目は「前足のステップと体重移動」についてです。
前足を上げてテイクバックする目的は「体重を後ろの足へ乗せて体重移動をすること」になります。
前足を上げることにより、ピッチャーとのタイミングを合わせやすく体重移動が出来るという事ですね。
しかしその反面、体の軸がブレやすくなるというケースもあります。
メジャーリーグでは足を上げるバッターは多くないと言われていますが、アレックス・ロドリゲス(メジャー史上の最高年俸を達成)をはじめとして足を上げるバッターもいます。
目次
前足は上げた方が良い?上げない方が良い?
メジャーリーガーはパワーもあり、手元で変化するボールが多いので足を上げないバッターが多いと言われています。
アメリカや韓国などの他の国に比べると、日本人のバッターは足を上げる幅が高い傾向にあります。
しかし、明確な理由は判明していません。
憶測の一つですが、一本足打法の「王貞治」の影響の名残では!?という意見もあります。
前足を上げるメリットとデメリットは先述した通りにります。
今度は、足をあまり上げない(ステップ)が小さい場合はどうなのでしょうか?
体がブレにくいので安定したスイングが出来る様になります。逆にデメリットはタイミングが取りにくいと感じる選手もいます。
重要なのは打ちやすい足の上げ方で自分に合ったステップでバッティングをすることです。
そして一番の目的は「体重移動」だという事なんですね。
ステップして体重を後ろに乗せて、打ちに行く時に後ろの体重を前に移動させる事でパワーが生まれます。
振り遅れずに「後ろ⇒前」に体重移動ができるテイクバックを意識しましょう。
体重移動での注意点
後ろから前に体重移動をする時には「下半身で体重移動」をします。
上半身が前に突っ込む(スエー)するのは、体の軸がブレる原因になりますので良くありません。
上半身が突っ込むことと体重移動は違うと言うことなんですね。
体重移動の割合
バッティングの体重移動の割合(比率)についてご説明します。
① 前足4:6後ろ足くらいの体重のかかりです
② 前足1:9後ろ足くらいの体重のかかりです
③ この時には全体重が後ろ足に乗ります
④ 前足を着地させて振り出す時には①と同様に、前足4:6後ろ足くらいの体重のかかりに戻ります
⑤ 前足で壁を作って体重が前に移動するのを防ぎます
⑤ その反動で体重が後ろへ戻ります
⑤ 下半身の体重が後ろへ戻る反動でバットを前に出してヘッドを走らせます
⑥の角度はホームランバッターほど角度が付くと言われています。
ソフトバンクホークスの「柳田悠岐」がその最もたる例ではないでしょうか?
6回目の「バッティング基本講座」の内容はいよいよ最終回の「バッティングスイング」についての解説です。
参考になる動画:古田敦也のスイングスピードが上がる体重移動のコツ
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