ショートの守備上達や指導のポイント

野球のショート守備の上達ポイントや上達する練習方法になりますよ。

ショート守備に求められる技術は「広い守備範囲・グラブ捌き・深い位置からランナーを刺せる強い肩」になります。

その他にも連携プレーも大切になるポジションです。

セカンドとの連携のゲッツー(ダブルプレー)や中継プレーですね。

今回はショート守備の上達の大切なポイントになりますよ(遊撃手・ショートストップ)

目次

ショート守備に欠かせない逆シングル

三遊間への打球の処理には逆シングル(バックハンド)の習得は必須になります。

三遊間の深いゴロは、回り込んで捕るとその分、体の移動が必要で一塁までの距離が遠くなってしまいます。

  1. 体の移動が長くなるタイムロス
  2. 一塁まで遠くなるタイムロス
  3. スムーズにスローイングが出来ないタイムロス

3つの動作全てで逆シングルよりも遅れてしまいます。

例えば上記の各3つの動作がそれぞれ0.33秒ほど長くなれば、トータルで約1秒の違いが出てくると言う訳です。

三遊間のゴロは際どいタイミングになるために、この1秒の差が大きな差になりますよね。

そうなれば内野安打になりやすい為、ショートは逆シングルが欠かせないポジションなんです。

微差は大差で、細かい技術を磨いていく事でさらにショート守備が上達していくんですね。

また守備範囲が広く一塁まで遠いために、色々な体勢から投げられるスローイングも必要になります。

捕球してからスローイングの選択肢を増やすために、色々なスローイングを習得しておかなければ間に合わないんですね。

そして捕球後には、一番素早く行えるスローイングを選択する必要があります。

少年野球での逆シングルについては、まだ日本では賛否あると思いますが、ショートならばグラブ捌きはある程度上手であると考えられるために、小学校の高学年になれば教えて良い技術ではないでしょうか。

ショートの打球処理の半分はシングルキャッチ!

ショートは左右の守備範囲があるために、シングルキャッチ(逆シングル含む)を使う割合も多くなります。

ですので、逆シングルの習得も必要ですし、シングルキャッチが多いという事は体勢も送球しにくい体勢になります。

そのために、色々なスローイングも習得が必要になるポジションなんですね。

☑ 第95回甲子園でのショートの打球方向のデータ

打球方向 正  面 右(二遊間) 左(三遊間)
割  合 68% 19% 13%

☑ 第95回甲子園でのショートの捕球のデータ

捕 球 両  手 シングル
割 合 56% 44%

ショート守備に求められる技術

三遊間へのゴロ、二遊間へのゴロなどを素早く処理する必要があります。

一塁まで距離があるために、緩いゴロは打球のバウンドに合わせずに前にチャージしていく必要があります。

ショートの動きの特徴は、左右に広い守備範囲とゲッツーの二塁ベースカバーなどの動きで、直線的な動きでなく「曲線的な動き」になります。

曲線的な動きが出来ていると、ステップも細かく踏めているんですね。

  • 曲線的な動き
  • 一歩目の早い打球判断
  • グラブ捌きや逆シングル(バックハンド)
  • 各スローイング(スナップスロー・ランニングスロー・ジャンピングスロー)
  • ゲッツーや中継の連携
  • 強い肩

など実に様々な技術が必要で「花形の守備」になります。

打球処理の機会も一番多くなるために、チーム内でも最も守備力がある選手が任せられるポジションになります。練習では常に捕球と送球をセットで考える必要があります。

ショート守備の基本について

ショート守備の基本は「曲線的な動き」になります。

正面の打球でもそのまま正面では捕りません。

サード側に膨らみ回り込みながら打球の正面に入り、その流れで一塁へ送球するのが基本です。

この曲線的な動きで一塁へのスローイングをスムーズにします。

実は真正面のゴロは、少し斜めから見るよりもボールの距離感(奥行)が掴みにくいです。

そのボールとの距離感を把握しやすいためにも膨らみながら正面に入るんですね。

この膨らみながら捕る守備はプロ野球選手は普通に行っていますが、高校生レベルでは出来ていない選手も多いです。

この動きは基本で大切なので、野球が強い大学生のチームなどは徹底して練習をしています。

※ もちろん、前にチャージする必要がある場合には直線の動きになります

ショートのポジショニング

内野で一番守備範囲が広いために、セカンド同様にポジショニング(守備位置の調整)も必要になります。

キャッチャーのサイン(コースや球種)バッターの力量などでポジショニングを調整します。

気を付けたいのが「右打者への外角の変化球」です。

このケースではセカンド方向よりも、引っかけて三遊間方向へ打球が飛ぶケースが多いです。

ショートのゲッツープレー

今度はショートのゲッツープレー(ダブルプレー)についてです。

ゲッツーには色々ありますが、ショートのダブルプレーの代表は3つです。

☑ 6-4-3(ショートが打球を捕球 ⇒ セカンドが二塁カバー ⇒ ファースト)

☑ 4-6-3(セカンドが打球を捕球 ⇒ ショートが二塁カバー ⇒ ファースト)

☑ 3-4-3(ファーストが打球を捕球 ⇒ ショートが二塁カバー ⇒ ファースト・もしくはセカンドがカバー)

ランナー一塁でセカンドゲッツーを狙う場合には、打球が二塁ベースよりもセカンド寄りの場合に、ショートが二塁ベースカバーに入ります。

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