
バッティングで「手首を返す」という言葉があります。
- バッティングで手首がしっかりと返っていない
- しっかりと手首を返してボールを叩きなさい
- リストが利いてない
などと指導されたり言われた経験はありませんか?
今回の内容は、バットのヘッドを立たせるための「前の手首の効かせ方」ではありません。
キャッチャー側の後ろの腕の手首の返し方についての内容になりますよ。
ヘッドを立てる前の手首の効かせ方は下記の記事からお読み頂けます。
目次
バッティングで手首は意図的に返さないこと
手首の返しを意識したバッティングや、手首をうまく使う事で強い打球が打てる。という意見もありますが、手首は意図的に返さない方が良いです。
その理由は大きく2つあります。
1 手首をこねてしまうクセが付く
手首を早く返してしまうと、手首をこねて打つクセが付いてしまいます。
手首をこねてしまうと引っかけた内野ゴロが多くなってしまいます。
手首をこねるバッティングの詳細は下記の記事からお読み頂けますよ。
大きなフォロースルーが出来ない
2. フォロースルーが小さくなる
バッティングでは「フォロースルー」は大切な動作になります。
手首を早く返してしまうと、このフォロースイングが小さくなってしまいます。
バットの遠心力を利用して、遠くに飛ばすことがバッティングの理想です。
しかし途中で意図的に手首を返すと、大きなフォロースルーが出来ないという訳なんですね。
フラレボ(フライボールレボリューション / FBR)の考えと反してしまう事になります。
フラレボとは、単純に「フライを打ってホームランを狙う」という意味ではありません。
バッティング理論とバッティング技術の考え方で解釈が変わります。
フラレボとは!?
バッティング理論面での「フラレボ」では、ゴロよりもフライの方が得点効率が良いという事です。
ゴロは単打ですが、ゴロ以外の「フライ・フライナー(フライとライナーの間)ライナー」だと長打になりやすいという事です。
バッティング技術での「フラレボ」では、ゴロを打つバッティングよりも、フライボールを打つ技術の方が打撃成績の向上につながるという考え方になります。
バッティング理論でも技術向上の考え方でも、やはり手首は意識して返さずに自然に返した方が良いという事になりますよね。
手首を返してしまえば、どうしても「上から下」へとこする様なバッティングになりがちです。
バッティングのフォロースルーの重要性については、下記の記事からお読み頂けますよ。
少年野球のバッティング上達で一番大切な事とは?
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