
バッティングで「ボールとバットが当たる瞬間に力を入れろ!」とだけ言われても…なかなかピンときませんよね。
今回は、そんなインパクトの瞬間に力を入れる具体的な方法と、その瞬間の力の強さを解説しています。
目次
インパクトの瞬間に力を入れる
バッティングでインパクトの瞬間に力を入れるのは「手をギュッと握り込む」ことで力が入ります。
バッティングで力をあまり入れていない状態から、インパクト時にバットを握り込むんですね。
最初からかなりの力を入れていると、バットがボールに当たった瞬間に力が入りません。
具体的に言えば、バットを握る時には人差し指と親指では握らない様にします。そしてインパクトの時に全ての手で握り込むと力が入ります。
極端に表現すれば、バットは両手の「小指~中指」で握る様にします。
最初から力を入れている状態と、インパクトの瞬間に力を入れるのとのパワーの比較です。
☑ 最初から手を握り込み腕に力を入れる
この状態で上から腕を押し込みます。
力を入れていたはずの腕は簡単に下へ落とされます。
☑ 当たる瞬間に力を入れる
今度は腕を押さえられる瞬間に力を入れます。
腕はリラックス状態です ・・・
ビタッ!!!
今度はしっかりと腕が止まります。これは、バッティングの力の作用と同様です。
インパクトの瞬間に力を入れる(バットを握り込む)ことで大きなパワーを生み出す事ができるんですね。
これは何もバッティングだけでなく「バドミントンのスマッシュ」でも同じです。
バドミントンではスマッシュを打つ瞬間に「ラケットのグリップを握り込む」ことで力が入りシャトルにパワーが伝わるんですね。
この詳細は下記の動画から閲覧できますよ。
バットを最短で出すか?それともフラットで出すのか?
上記の動画で「内川聖一」はバットのグリップからダウンスイングをして「最短でバットを出す方法」を教えてくれます。
バットスイングは「ダウン ⇒ レベルでインパクト ⇒ アッパーでフォロースルー」というバットの軌道と流れになります。
内川聖一が言う「上から抑え込む」というのは、あくまでもイメージになります。
横浜時代とソフトバンクの現在の違いはありますが、内川聖一もインパクト時は綺麗なレベルスイングになっています。
最近のホームランバッターはややアッパー気味のイメージで振る選手もいます。
バッティングは前も後ろも大きく!?
今までの解説では「バットを最短で出すバッティング」でした。
今度は、バットをフラットに出すバッティングタイプの解説です。
同じ動画の中で「青木宣親」はバットはフラットに出すイメージだと言います。
これは一般的に「後ろが大きくなるスイング」を言います。
後ろの方からスイングをしていくイメージで、青木宣親が説明する様に「体の前後の水平でミートポイント」が広がります。
一般的にスイングは「① 後ろを小さく前を大きく」と言われますが「② 後ろも前も大きく」と表現する人もいます。
① は内川聖一のバッティング理論(後ろを小さく前を大きく)
② は青木宣親のバッティング理論(後ろ前もも大きく)
という事ですね。大きくというのはスイングの大きさを言います。
この①と②の違いは”感覚の違い”にもなり、どちらのバッティングも「インサイドアウト」のスイングが前提になります。
インサイドアウトとは、グリップはインサイド(体の近く)から振りだして、アウトサイド(一番遠く)から遅れてバットのヘッドが出てくるスイングです。
バッティングスイングの基本とされていて、①も②のタイプでもインサイドアウトは同じです。
☑ 青木宣親のバッティングフォーム(サンフランシスコジャイアンツ時代)
青木宣親のバッティング感覚は、下手をすればドアスイングになったり、体の開きが早かったり、バットのヘッドが下がったりするケースもありますので、万人向けのバッティングスタイルとは呼びにくい”天才の感覚”だと思います。
メリットは先述通りに「ミートポイントが体の前後に広がる」他にも、変化球にも対応しやすいという事があげられます。
現在のNPBのバッターで「前も後ろも大きいイメージがあるバッター」は楽天の「銀次」ですね。
では①と②では何が違うのか?と言えば ・・・
それは「どこを支点にしてスイングをするのか?」という事です。
グリップからバットを振りに行き、どのポイントからそのグリップを支点にしてバットを振るのかの違いです。
より体の先で振れば、その分だけ前のスイングが大きくなります。
体の後ろの方(キャッチャー側)でグリップの支点を作れば、後ろが大きくなるという訳です。
バッティングで「後ろを小さく前を大きく」と「後ろも前も大きく」の違いについては下記の記事よりお読み頂けます。
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